基本情報
著者:タチ
発売日:2012年8月27日
おすすめ度:★★★★★
一言:キスから始まるストーリー
目次
概要
女子高生の、日常系というよりはストーリー?
全8巻の始まりである堂々の1巻です。
主にメインキャラである春香と優の2人の、高校入学式からの日常を描く物語です。
表紙の背が高くて赤っぽい髪の娘が春香、金髪ツインテの娘が優ちゃんです。
全体としてみると途中から登場キャラクター達の関係性を描くかなりストーリー色の強い物語になっていくのですが、1巻は完全に日常系4コマですね。
勉強会だとか肝試しだとかプール開き前のプール掃除だとか、1巻ながら結構イベント盛りだくさんです。
キスで深める特別なカンケイ。
春香は後々SBJK(嫉妬深い女子高生)と呼ばれるくらい独占欲が強く、優ちゃんの大親友でありたいなと思っています。
春香は友達作りが苦手なんですよね、ちょっと勇気が足りずに踏み出せずにいることもあり、中学時代に優ちゃんが声をかけるまではボッチだった様子…
こっちまで心が痛い…
そんな春香に対して優は誰とでも仲良くなれる正確であるため、高校入学初日から友達を作ります。
しかし春香はもちろん優もお互いのことを特別だと思っており、その特別なカンケイの証を作ろうと提案した優に対し、春香はキスを提案するのでした。
キスをするから特別なカンケイじゃないんですよね、特別なカンケイだからこそキスをすると。
最初から好感度マックスですよお互い。
まあ、春香から優への好感度はさらに上がり続けますけどね!
1巻収録エピソード
- 入学式前日の眠れぬ夜
- 入学式当日。そして、桜色のはじまり。
- 空き教室とベランダと焼きそばとベーゼ
- しずくとコトネのケンカ
- みんなで勉強会
- 優のお姉ちゃんと応援団交渉
- みんなでプール掃除
- 楓とゆずの春香調査記録
- 春香が泣く頃に~肝試し編~
- お姉ちゃんとお茶会☆
- 起きない春香と放課後の一コマ
- 「キスしてる時って何考えてるの?」
キャラクター紹介
今回はメインキャラの二人をご紹介。
どちらもメインキャラとは言うものの、敢えて言うならば春香が中心の物語ですね。
高山春香
勉強に家事に何でもござれ
1巻の時点では高校1年生で赤みがかった長髪と、そこに映える大きくて白い髪飾りが特徴的です。
白い髪飾りはアニメの視聴者からタオルとかティッシュとか言われてましたね。
優にノートを見せたり、勉強会でコトネに計算方法を教えたり、スクール水着に名札を縫い付けたりと基本スペックが高いです。
あと本人曰くDカップなのですが、優だけ勘違いによりCカップだと思っています。
ただ絵心だけは壊滅的とても独創的な絵を描きます。
あと運動もちょっと苦手そうですが、バレーはある程度出来ているので種目にもよるのかもしれませんね。
ひたすらに優ちゃんLOVE
先程好感度マックスと書きましたが、優ちゃんのためならば文字通り何でもしそうなくらい優ちゃんLOVEです。
1巻だけでも、
- 優ちゃんがいない高校に通う意味はないと言い切る
- 優ちゃんが水着を忘れるのを見越して2着持ってくる
- 優ちゃんに応援団をやらせてあげるために球技大会の実行委員に志願し、応援団を提案する
- 優ちゃんが喜んでくれそうだから優ちゃんの姉を文化祭の演目に誘う
と他にもまだまだ盛りだくさん。
2話にして「優ちゃん結婚してー」とまで言ってたり…
それに対して嫌がらない優ちゃんの返答も好きです、ほんと好き。
園田優
友情は順調、テストは重症…
春香と同じく高校1年生で、金髪ツインテと白い花の髪飾りが特徴です。
春香とは逆に運動が大好きで、何度も補習をするくらい成績は悪いようです。
「テストは重症」ってのはキャラソンのフレーズなんですけど、韻を踏みつつ成績の悪さを表現出来る素晴らしい歌詞だと思います。
いつでも春香の隣に
通学時も学校でも常に春香と共に行動し、自宅でも春香の話をすることが多いと、優も結構春香が大好きです。
春香ほど周りがそうだと認識するくらい露骨ではないですが、やっぱり春香とは常に一緒にいたいと思っているようで、自身以外とカフェに行った春香に対して「一緒がいいから一人で行かないで」と言ったりしています。
1巻の中で二人が離れ離れになっている場面もそのカフェと春香がアイスを買いに行くシーンくらいですしね。
中二の頃に知り合ってもうずっと一緒にいますからね…
優ちゃんは友達も多いと思うんですけど、その中でもホントにずっと一緒にいるので、春香のことを特別だと思っているのがよくわかりますね。
ここ好きポイント
more!more!
貴重な優ちゃんが積極的なシーン。
勉強会にて春香と共に居残りした際、「キスしながら勉強すれば単語を覚えられるのでは」という優ちゃんもドン引きするような春香の提案(春香は至って真面目に、本気で優ちゃんの成績を上げるために提案しています)を実行した際のセリフに「more!」というものがあります。
もっと具体的に言えば、複数回春香の提案通りに勉強を進めたのちに出てきた問題である、"私はもう一枚紙がほしい"という日本語の英文の誤りを正す問いの答えが「more」だったのですが、
- キスをする
- 優が「more」と解答する
- 春香が正解を告げる
- 優が「more!」とキスをせがむ
と言った流れでされた発言です。
自分のために勉強会を開いてくれた春香への想いを込めた発言とキスだと考えたらすごくいいですよね、帰り際にも自分からしに行ってるし数話前にはキスをしたくなさそーにしてたとはとても思えない。
アニメだと夕日に映えていて最高でしたね、勢い余ってポキッツの箱と共に倒れこんだりね。
あとアニメ桜Trickのサウンドトラックって2種類発売されているのですが、2種類目のタイトルにも「more」って付いてるんですよね。
サウンドトラック2とか第2弾とか安直ではなく、作中のセリフを使用しているのが愛されている感があって物凄く好きです。
少し話がそれますが、サウンドトラックmoreには第一弾に収録されなかったBGMや、劇中歌であるお昼休みや桜色モーメントのカラオケバージョン、そして本編未使用曲まで収録されています。
11話で美月が自分の想いに気付いたシーンで使用されたAwarenessとか結構好きです。
曲の紹介もそのうちやってみたいですね。
優ちゃんすりすり
先ほども書いた春香が優以外とカフェに行くシーンですが、最終的には春香と優は合流します。
そしてその帰り際に優が「春香と一緒がいい」と言うのですが、そんな優ちゃんを抱きしめてすりすりするんですよね。
春香がすっごい良い笑顔をしていてこっちまで笑顔になってしまいます。
優ちゃんは恥ずかしそうにしていますがそれもまた良し。
カバー裏
かわいい好き。
総評
春香と優のお互いが大好きが伝わってくる作品です!
特に全ての回でキスをするとか並みの百合漫画じゃありえませんね。
1巻はまだ日常回が続きますが、2巻以降は若干恋愛ストーリー感が出て来るので、続けて読んでいくといいと思います。
あと今回は触れてない春香と優以外の組み合わせのエピソードも出てきますからね!
時間を置かずに2巻の紹介もするつもりなので、春優以外もお楽しみに…
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